自然通風・クルーチューブ(自然エネルギーの活用)
建設場所の気候特性や敷地形状、周辺の建物との位置関係などに応じて、自然の風を建物内に取り込みます。 特に中間期(春または秋)などの冷暖房を使用しない時期や空調・換気設備を設置しないケースにおいては、心地よい風が建物内を通り抜け、消費電力が必要な く環境面において非常に有効な自然環境を活かした建築手法の一つです。 計画地の風(季節・時間)を読み解き、屋外風を開口部の下部から風を取り入れ、「温度差換気」により、上方へ移動することであたたかい空気を逃がすことが 可能となります。 また、年間を通じて一定温度である地中熱を活用し、地中に配管を埋設して夏期は空気を冷やし、冬期は空気をあたため、建物内に取り込みます。自然換気とと もに快適な空気環境を整えることが可能となり、エネルギーを消費しない環境配慮技術です。