五條消防署
コンセプト 「町並みに調和した防災拠点」五條市は吉野川や吉野連山に囲まれた緑豊かな地域で、新町通りには江戸時代の面影をのこす町並みが保存されています。旧街道に残る色彩、漆喰(白)や焼杉(黒)瓦屋根(グレー)を外装の基調色としています。
建物の形態は五條市章にも図案化されている「五」の字をモチーフしたファサードとしています。
前面道路と高低差がある敷地条件を活用し地下1階・地上3階の吉野建てとし、地形に建物を馴染ませるように配慮しています。
出動の拠点となる地上1階の車庫は、地下1階 待機室と地上2階 事務室の間の階とすることで、出動動線が上下階に分散され最短距離でスムーズな2方向動線となるように計画しています。